母乳育児をするうえで、おっぱいの張りや赤ちゃんと離れる時間がないことに悩んだことがあるママは多いのではないでしょうか。
こういった悩みを解決するさい、搾乳機は必須のアイテムです。
もちろん無くても育児はできますが、搾乳機があれば格段に育児が楽になるのもまた事実。
例えばどんなときに役立つかというと…
- 赤ちゃんと一緒に退院できなかったとき、母乳を届けてあげられる
- おっぱいが吸いにくい形でも、搾乳することで母乳をあげられるようになる
- おっぱいに傷ができたとき、搾乳して保存しておいた母乳を与えられる
- パパが母乳をあげられる
- 乳腺炎の予防になる
- 仕事に復帰しつつ母乳を与えられる
などなど。
私はあれこれサイトで比較した結果、ピジョンの電動搾乳機ハンディフィットを購入しました。
結論から言うと、買って大正解だったと思います。
まず購入の大前提として、手動の搾乳機は手が疲れるので電動一択。
ただその場合、電動は値が張るということだけがネックでした。
この商品の購入の決め手となったのは、吸引圧が6段階調整できることと価格が1万円以下という電動タイプにしては良心的なお値段だったこと。
この記事では、『ピジョン電動搾乳機ハンディーフィット』を実際に使ってみた感想とおすすめポイントをまとめたいと思います。
目次
ピジョン電動搾乳機ハンディーフィットの商品情報
ピジョンといえば、ママなら誰しもが知っているくらい有名なマタニティ用品や育児用品を扱う会社。
このハンディーフィットは2017年マザーズセレクション大賞受賞の「さく乳器 母乳アシスト」をリニューアルした商品で、
2018年キッズデザイン賞・グッドデザイン賞をW受賞しています。
必要最低限の部品だけで組み立てられているので、電動なのにコンパクトというのが魅力的です。
ピジョン ハンディフィットの付属品は以下の通り。
- 160mmの哺乳瓶が1本
- 乳首SSサイズが1つ(0ヶ月の赤ちゃん用)
- フード
- キャップ
- 電動部
- ソフトカップ
- 本体
- シリコーン弁(予備含め3つ)
- 搾乳口
- 搾乳口パッド
- バトルスタンド
- ACアダプター
となっています。
わたしは出産前と比べて2カップほどサイズがあがりましたが、レギュラーサイズで大丈夫でした。
もともと胸の大きい方などは、もしかすると追加でレギュラーサイズを買う必要があるかもしれません。
またハンディーフィットは電池でも動きますが、電池は付属されていないのでコードレスで使用したい場合は単三電池を2本用意してくださいね!
ピジョン ハンディーフィットの搾乳方法
付属の専用ACアダプターがついてくるので、コンセントさえあればどこでも搾乳できます。
購入時は組み立てられた状態で入っているので、使う前に一度分解して消毒しておいてください。
組み立ても特に難しいことはないので、分解するついでに見ておけば部品も少ないですし誰でも簡単に組み立てられると思います。
ハンディーフィットを組み立てたあとは、吸引口の真ん中に乳首がくるように当ててダイヤルを回すだけです。
使い終わったあとは、分解して消毒してくださいね。
消毒方法は消毒液・レンジ・煮沸に対応しています。
ハンディーフィットのダイヤルは6段階式
ダイヤルには、こんな感じでしずくマークと1〜6の数字が打たれていて、
しずくマークに合わせると、長年の研究でヒントを得た赤ちゃんが飲んでいるような自然な吸引でやさしく母乳の出を促してくれます。
乳首が痛いママや、母乳の出がイマイチってママはこれで準備運動するとスムーズに搾乳できるかもしれません。
わたしは開通がスムーズになるまで搾乳に鳴らす意味合いもこめて使っていました。
今はすっかり開通が良くなったので、すっとばして搾乳機してますが。
ダイヤルを1~6のメモリに合わせると、搾乳モードに切り替わり好みの強さとリズムで搾乳できます。
母乳の出具合や、痛みなどに合わせて調節するといいですよ!
ピジョン ハンディーフィットを使用した感想
電動で搾乳してくれるから手が疲れない
まあ、これはこの商品に限らずすべての電動タイプに言えることだと思うんですけど
電源さえいれれば、あとは勝手に搾乳してくれるのでとても楽です。
手動タイプは腱鞘炎になるリスク(絞る量が多い人は特に)がいちばんのデメリットだと思うんですが、
電動は絞る必要がないので腱鞘炎になる心配がいりません。
一定の速度で絞りつづけてくれるから、速い
ハンディーフィットはダイヤルで設定した速度で絞りつづけるので、手動の搾乳機みたいに手が疲れてちょっと休憩・・なんてする必要がないからサッと絞れます。
浮いた時間を赤ちゃんとのスキンシップに使ったり、家事に当てたり有効活用できますよ!
モーター音は少しうるさい
電動であることの宿命でもありますが、モーター音が多少うるさいです。
特別大きいってわけじゃないですが、外出先や職場のトイレなんかでこそっと絞りたい人には不向きだと思います。
主に自宅で使うひとたちはそこまで気にする必要はないかな~?
って感じの音量です。
シリコン製の搾乳口パッドがついてるから痛くない
吸引口にちゃんとシリコン製のクッションがついています。
シリコンのおかげで、おっぱいにピッタリ密着させても痛くない!
肌への負担は、使い続けるうえで案外重要だと思います。
ただでさえ張って痛いのに、むき出しのプラスチックなんか当てたら絶対痛いし搾乳がストレスになっちゃいますよね。
ダイヤルの位置も計算されていて、6段階がちょうどいい選択幅

搾乳しながらでも見やすく・動かしやすい位置にダイヤルがあるので強さの調節がしやすいです。
ダイヤル自体も固すぎず、緩すぎず
程よい力加減でカチカチっと1目盛ずつ移動してくれるから「いきすぎた〜」って失敗がありません。
あと6段階が思っていたより丁度良かったです。
メデラ製品とかだと9段階調節とかもありますが、正直ハンディーフィットを使っていたらそこまではいらないかなって感じでした。
6段階あれば十分(少なくともわたしは)
部品が少ないから組み立ても消毒も楽チン
前述しましたが搾乳に必要な部品はたったのこれだけ!
右下の部品はスタンドなので、机などに置くとき以外は外しておいてOKです。
毎回、分解したり組み立てたりするものだから数が少ない=時間の無駄が減らせるということ。
搾乳機の利用頻度がたかいママからすると、このへんはかなり重要なんじゃないでしょうか。
時間効率って大事ですよね。
ハンディーフィットで搾乳したあとは直接飲ませたり、保存することも可能!
哺乳瓶より上の部分・・・

写真の赤丸の部分より上を取り外して乳首に付け替えれば、そのまま哺乳瓶として利用できます。
母乳の分泌がよすぎて赤ちゃんが直接飲みにくい場合や、乳首がいたくて吸わせられないときに便利です!
搾乳した母乳を保存したい場合は、中身をそのまま保存袋に移し替えて冷蔵・常温・冷凍のいずれかで保存してください。
まとめ:搾乳機の購入を考えているならピジョンハンディーフィットはかなりおすすめの商品!
- 搾乳してるのがバレたくないひと
- 週1くらいしか搾乳しないひと
- 搾乳する量が少ない人
以外にはかなりオススメできる商品です。
欲しい機能や条件が揃ってて、これで1万円以下は正直お得だなって思います。
また、毎回組み立てたり洗浄したりする搾乳機で怖いのが部品の紛失や破損ですが
ピジョン 電動ハンディーフィットは部品のみを買い足すことが可能なので万が一、破損や紛失をしても搾乳機をまるまる買い直さなくて大丈夫。
そんな家計に優しいところもピジョン ハンディーフィットをオススメする理由のひとつです。
これから搾乳機を買う予定のかたはぜひ参考にしてみてください!
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