「納豆オリーブオイルってなに?」
「どんな効果があるの?」
納豆オリーブオイルと聞いて、まず思い浮かべたのはこのあたりではないでしょうか。
昔から納豆は体にいいと言われ、日本の食卓でもなじみ深い食品。
アレンジとして卵を乗せるという話はよく聞きますが、オリーブオイルと組み合わせるなんて聞いたことがないですよね?
ですが、この納豆とオリーブオイルの組み合わせ
実は便秘解消やダイエット・血液サラサラ効果・骨粗鬆症予防・美肌効果など嬉しい効果が盛りだくさんなんです。
「詳しく知りたい!」
「おすすめの食べ方とかあるの?」
という方のために、この記事では納豆オリーブオイルで得られる効果と、より効果的な食べ方についてまとめました。
目次
納豆オリーブオイルで得られる効果
便秘解消にバツグン
納豆オリーブオイルで得られる嬉しい効果のひとつめは、なにを隠そう便秘解消です。
「綺麗になりたい」「痩せたい」と思う人にとって便秘の解消はかなり大切ですよね。
便秘になると体重が減らないだけでなく、肌荒れしたり体臭がきつくなったり・・
と、まさに百害あって一利なし。
納豆オリーブオイルには、そんな美容の大敵である便秘を解消してくれる効果があるのです。
例えば「便秘解消には食物繊維が大事」という話を聞いたことはありませんか?
納豆が便秘解消によいとされる理由のひとつは、豊富な食物繊維が含まれていることにあります。
その量は、ゴボウ100gに含まれる食物繊維が5.7gなのに対し、納豆はさらに上をいく6.7g!
ちなみに食物繊維には、
- 水を含んでゼリー状になり、便を柔らかくしてくれる「水溶性食物繊維」
- 便のかさを増やして腸壁を刺激し、排便を促してくれる「不水溶性食物繊維」
の2種類があり、便秘解消にはどちらの食物繊維も欠かせない大切な存在なのですが
納豆には、最も腸の働きに理想的といわれる1:2の割合で両方の食物繊維が含まれているんです!
その他にも納豆には納豆オリゴ糖というものが含まれていて
こちらには、腸内環境を良くする善玉菌を増やしてくれる効果があります。
でも、これだけじゃないよ
納豆には、納豆キナーゼという納豆特有の酵素が含まれており、これはプロバイオティクスという腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らす働きをします。
また、さきほど便秘解消には食物繊維が大事だといいましたが、実を言うと必要なのは食物繊維だけではありません。
食物繊維の他になにが必要かと言うと、脂質です。
そこで登場するのがオリーブオイル。
オリーブオイルの主成分オレイン酸は小腸で吸収されにくく、そのまま大腸まで到達して便をコーティングし、腸内での動きをスムーズにしたり
腸の動きを刺激して活発にする効果があります。
また、オリーブオイルに含まれるのはオレイン酸だけでなく、ビタミンやミネラルも豊富に含まれていて
なかでもビタミンEは自律神経を整え腸の動きを良くします。
このように、オリーブオイルと納豆は組み合わせるだけで腸により良い効果をもたらしてくれるんです。
ダイエットにも効果的
便秘が解消されることで体から老廃物が減ると代謝が良くなり、代謝が良くなるとダイエット効果が期待できます。
納豆に含まれる大豆たんぱくには
脂肪燃焼を促進させるアディネポネクチンという物質が含まれており、脂肪を燃焼しやすいカラダ作りをサポートしてくれるほか、
大豆に含まれるサポニンには、太りやすくなる原因の1つと言われる小腸にある絨毛を小さくし肥満を予防する働きがあります。
そしてオリーブオイルのオレイン酸には、中性脂肪をつきにくくする作用や
食事の食べ過ぎを防いでくれる効果もあるので、ダイエットに効果的なんです。
血液をサラサラにする
わたしたちの体は、食習慣や飲みすぎ、寝不足などで血液中の糖質や脂質が増えすぎると血液がドロドロになります。
これを放っておくとどうなるかと言うと、動脈硬化や血管が詰まる原因に。
納豆に含まれる納豆キナーゼという酵素は血液を溶かしてサラサラにしてくれます。
これ以外にも、納豆に含まれるレシチンは
血液をドロドロにして動脈硬化を引き起こす原因であるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪を除去する役割をになっています。
また、オリーブオイルに含まれるオレイン酸には
血液中の善玉コレステロールは減らさずに悪玉コレステロールのみを減らす働きがあるんです。
ちなみに、オレイン酸はオリーブオイルの酸度が低酸度であればあるほど良質とされていて、酸度0.1が非常に良質なのだとか。
というのもオイルの生成過程がしっかりしていて酸化もなく、最もフレッシュというのが理由のようです。
骨粗鬆症を予防する
納豆に含まれるビタミンK2はカルシウムが骨になるのを助けます。
ビタミンK2は脂溶性のため、オリーブオイルと一緒に食べることで吸収効果がup!
さらにオリーブオイルに含まれるシトステロールはカルシウムの骨への吸着を高める効果があると言われています。
美肌も期待できる
便秘・ダイエット・血液サラサラ効果・骨粗鬆症予防に続くのは美肌効果。
納豆に含まれるビタミンB6やビタミンB2は、美肌をサポートする成分でもあります。
特にビタミンB6は細胞を作ったり、免疫力を高める効果があり、肌の再生能力も促進してくれるので肌荒れなどを治してくれます。
そしてオリーブオイルに含まれるビタミン・ミネラル・ポリフェノール
これらすべてに美肌効果があるとされています。
ダイエット中の食事制限で栄養が偏りがちになると心配なのが肌荒れですが、
オリーブオイルを使ったバランスのいい食事をすることで効率よくダイエットもできて美肌もゲットできますよ!
納豆オリーブオイルの効果的な食べ方
納豆とオリーブオイルは非常に相性がいいということが分かったと思います。
しかし、食べ方によってはこの最強の組み合わせをぶち壊しにしてしまう可能性も。
そうならないために、NGな食べ方とベストな食べ方について教えます。
卵は卵黄のみにする
納豆に卵を合わせるという人も多いと思いますが、実は納豆と卵の食べ合わせは相性が悪いんです・・!
というのも、卵の白身にはアビジンという成分が含まれていて
アビジンは納豆に含まれるビオチンという
- 血液をスムーズに循環させる
- 皮膚の炎症を抑える
- 皮膚の再生力を高めて美肌・美髪効果をもたらす
といった効果を持つビタミンの吸収を阻害してしまう恐れがあります。
アビジンとビオチンは非常に結びつきやすい成分で、腸内で吸着してしまうと一緒に排出されやすく、ビオチンの吸収を邪魔してしまうのだとか。
ただ、卵自体がダメというわけではなく
アビジンは卵白のみに含まれる成分なので卵黄のみ、もしくはアビジンは熱に弱い性質を持っているので半熟くらいに加熱すれば卵白もOKです。
ご飯は人肌の温度まで冷ます
納豆に含まれる納豆キナーゼは熱に弱く、50度以上になると活性を低下させてしまいます。
ですから、納豆を乗せるときは人肌程度のご飯に乗せる・加熱した料理を冷ましてから納豆を加えるなどの工夫が必要です。
納豆オリーブオイルの基本的なレシピ
アレンジは特になしの基礎的なレシピをご紹介します。
- 納豆1パック
- タレ(付属のもの)
- お好みでカラシ(付属のもの)
- オリーブオイル 小さじ1
まずは好きな納豆用意して、ねばねばするまで納豆を混ぜます。
次に付属のタレとお好みでカラシを追加し再び混ぜてください。
しっかりと混ざったらオリーブオイルを小さじ1上からかけ、完成です!
まとめ:納豆オリーブ最強!
体にいいことは知っていましたが、いざ記事にするために改めて調べてみたら思っていた以上に最強の組み合わせでした。
ただ合わせるだけで便秘解消・ダイエット効果・血液サラサラ・骨粗鬆症予防・美肌効果って、すごすぎますね。
ひとつだけ注意点をあげるならば、オリーブオイルは飲みなれていない人にはややクセがあります。
続けたい人やオリーブオイルが好きな人は少々お高くても最初から高品質オリーブオイル
とても体に良くて手軽なのに、オリーブオイルの味につまづいて続けるのが嫌になってしまうのが一番もったいないです。
簡単なまとめとしては、
- 卵と合わせるなら卵黄のみ
- どうしても卵白も食べたい場合は半熟まで加熱する
といった感じです。
ぜひ、納豆オリーブオイルを日頃の習慣にしてみてくださいね♪